自動培地交換デバイスその3

商品開発ラッシュです。開発中の自動培地交換デバイスの実用・量産試作1号機が出来上がりました。

シュっとしたスマートな感じでイイ塩梅

前回はあくまで機能検証用と割り切り、12個のネジでパーツを固定する手抜き、いや、簡易構造でしたので実用性は皆無。それを今回はカンチレバー機構で手軽にセットできる方法を目指しました。それと、培地の送液を勢いよく出さずにじんわり染み出るように流路を改善しました。

すると、ポンプを稼働させると培地を模した水がじんわりあちこちから染み出、、、ずに、漏れ出ます。やはり手軽さと堅固さは相反するのですね。パッキンを適宜咬ませて押さえ付け力を加減するとリークは若干抑えられたので、2号機で上手く設計すればどうにか行けそうです。

このまま低酸素インキュベーターに搭載できるよう縦横の寸法はウェルプレートに合わせています。すると、培地交換の時に蓋を開けないで済むのでハイポキシア環境の連続性が担保されます。学会で得られたニーズがようやく姿を見せ始めました。

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