デッカク開けちゃった

前回の記事では細胞培養チャンバーの図体を大きくしたものを紹介しました。今回は穴を大きくしたもの。
加温動作中にマニュピレータなどを差し込むために、小型チャンバーのガラスヒーター中央にφ10mmの穴を開けたものはあります。それを、対物レンズが入るようにφ30mmの孔(通常の3倍!)を開けてしまいました。

ここまで大きいと電流密度が大きく偏るため、中央部分に発熱エリアが集中します。温度センサも標準位置の端っこだと熱を殆ど感知しないので、高温になる箇所へオフセットします。

流石にチャンバー内の雰囲気が駄々漏れですから、レンズを挿入しない時は観察しないので蓋をします。不透明のシリコンシートを切り抜いて手抜き、いや違った、安価に仕立てます。

他にもありとあらゆる特注が舞い込みますが、大概のことは対応できます。ディッシュ専用の小型チャンバーは元々が安いですから、チャンバーと温度制御装置に特注加工費込みでも30万円を超えることはまずありません。何なりとお問い合わせください。

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