小粒でもピリリと辛い

前回の記事では大きな培養チャンバーを紹介しました。今回は35mm四方のガラスヒーターユニットを使って一番小さな培養チャンバーをご紹介します。

35mm径ディッシュが1個入る超小型の培養チャンバー

直径35mmの培養容器が1個だけ入る小ささで、逆の意味で存在感あります。顕微鏡ステージに直接載せて細胞培養するというより、色々な培養装置への組み込み用途ですね。小さくすることで複数のモジュールを異なる条件で同時に稼働できる多系統のシステムが出来上がります。

ただ、小さくすると製作は簡単なのですが温度制御しづらい面も出てきます。反応が鋭敏なので外乱に対して直ぐブレてしまいます。で、直ぐに戻るのですけど、長期に安定させたい場合は環境から隔離した区画があると良さそうです。

それでもこれだけ小さいとカスタム製作の自由度が非常に高いし、何よりお値段がお安い!。モバイルヒーターのバッテリと組み合わせると、細胞輸送とかにも使えるかな。キューブ型お手軽培養装置としてアイデア広げていきます。

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