NICO-1は2個の培養容器を1組に連結させた構造で、違う細胞を同時に培養できるメリットがあります。でもそのチャンバーは2個とも同じ温度に制御するだけです。ここはやっぱり違う温度で制御できるようにしたいものです。そこで、、、
作ってみましたダブルヒートチャンバー。
ポケットチャンバーのヒーターを横一文字に切りまして、奥側(ヒーター1)と手前側(ヒーター2)とで分けてそれぞれに温度センサを貼って、違う温度に設定できます。NICO-1を2組セットできます。
温度が変わると細胞の動きも色々と変わるので、その差をみることができます。また癌細胞は正常細胞より温度が若干低いので、そういった状況も設定できます。NICO-1の特長を活かしたこだわりのモノづくり。
ちょっとマニアックすぎるか?!でもオタクのこだわりこそが新しい発見を生むのです(キリッ
大きさはポケットチャンバー通りに市販の培養容器と同じ大きさなので、顕微鏡の標準プレートホルダにスポッと嵌ります。
でも見た目はすっきりしてますが、試作1号なので内部の配線はゴチャゴチャしてて分解したら2度と組めない。。。まあそこは今後の課題ですな。
細工は流々ですが、さて、仕上げを御覧じろ、です。