いつもは本を読みますが、今回はコミックス。
「仁」の最終巻が出ていたので思わず買ってしまいました。
☆ドラマにもなりましたが、こちらは原作。
幕末の江戸にタイムスリップした現代の医師が、出会った患者を次々に治療していくというお話。坂本竜馬とも深く絡みます。
タイムスリップものはとかくお子様ランチ的になりがちですが、「仁」はストーリが緻密でどんどん引き込まれていきます。
医療機器を開発している立場としては、技術が何もない時代に知恵と工夫で器具を自作して役立てる様が、まるで医療機器の開発過程を見ているみたいで真剣に図面を考えてしまうこともありました。構造がリアルに絵で描かれているのでわかりやすい。こういうとき漫画は便利ですね。
ネタバレになるのであまり言えないのですが、モヤモヤ感が残りがちな伏線も解決されていて読後感スッキリでした。