カメラ型顕微鏡

先だっての再生医療学会2023では低酸素インキュベーターをエビデント社(旧オリンパス社の理化学部門から分社化)のカメラ型顕微鏡「CM20」に搭載した例を展示しました。低酸素の共同研究先で試してみて問題なく使えそうだと検証済みです。

アタッチメントも誂えてカッチリ固定できます。右端は低酸素インキュベータの油浸対応バージョン。

高倍率では光学顕微鏡が遥かに優れているのですが、カメラ素子が進化して画像処理ソフトも便利なので低倍率だと十分に活用できます。平べったくて従来の冷蔵庫サイズCO2インキュベータに入れられて扱いも便利。細胞培養のタイムラプス撮影も簡単です。

ということはブラスト社の顕微鏡インキュベータのプライオリティが相対的に下がることも将来的にはありえます。いわゆる市場セグメントの”競合”ではなく”脅威”に当たるもの。こういった商品は他も色々出てきています。それならいっそ取り入れちゃえと、こちらから組み合わせを積極的に提案して用途を開拓しています。

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