穴あきガラスヒーター

ガラスヒーターに穴を開けたい要望はシステムの組み込み案件として時折あります。直径数mmとか10mmくらいなら特段の問題はないのですが、大きいと大変です。今回は70mm×90mmに対して直径40mmと面積比では過去最大。物理的に開けることは可能ですが、組付け工程で割ってしまわないかヒヤヒヤものでした。無事に組み上がってテストしたのがコレ。

深淵を覗くとき深淵もこちらを見ているのだ

真ん中の穴は当然発熱していないのでサーモグラフィで撮っても真っ暗。問題は水平方向の流れに対して垂直方向の孔直径に電気が”密”となるので、そこだけ過熱するのです。ガラスヒーターのせいじゃなく単なる物理現象なので仕方ないですね。

熱が上手く伝わりにくいので色々と工夫して何とか使えるように仕上げます。穴加工の工数(工賃)はさほど高額ではないのですが、この工夫が結構な手間(≒お金)かかってしまいます。それでも何か作れそうとなったらとりあえず作ってしまうのがブラスト流です。

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