発熱バイアル

ケミカルやバイオの分野ではバイアル(小瓶)を良く使います。中に薬品などを入れるもので、温度を管理する場合は保温容器に入れます。
以前、小さいチューブ状ガラスヒーターを作ったことがあります。片面を塞いでもう片面にふたをつけてバイアルにすることも試みていましたが、コストがかかるので止めました。
そこで、バイアルそのものを保温容器にしてみました。

 ☆上下の電極にリード線を接触させれば発熱します。
これ、透明フィルムヒーターを巻いただけのもの。
傷がつきやすい欠点は消耗品ってことで良しと出来るし、加温能力が低いという欠点はそもそも保温なので数十℃上昇すれば問題ない。そして一番重要なコストは、それこそフィルムを巻くだけということで、スケールメリットが大。
つまりこの場合、ガラスヒーター導電膜をバイアルに直接蒸着するよりも商品として適しているわけです。
明日からのバイオジャパンに展示してみます。

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