ポンプコントローラが出来上がったことだし、中断していた6ウェルの潅流デバイスを再開しました。と言ってもチューブ配管は廃止して以前に試作した培養ステージを参考に作り込みました。パネルに流路を彫り込んで各パーツとサンドイッチにする方式で、新旧の知見を融合させた新たな叡智?!です。
彫り込んだ流路を介して穴の横から培地が出入りします。極細な管を縦に設置すれば各ウェルに潅流させられますが、市販ウェルじゃなく穴をウェルに見立てた専用品にもできます。なんだか行けそうな気がする。
ウキウキしながらポンプスイッチをONにすると培地を模した水が流れ、流、、今日は流れませんねぇ。思案していたらどこからか漏れて水浸しになりました。まあ最初はこんなもんです(と、負け惜しみ)。でもチューブが無くてスッキリして断然カッコ良い。流路やシール性を見直せば行けます。
低酸素インキュベーターに装着できるようにすれば、蓋を全く開けないで完全連続したハイポキシア環境でのライブセルイメージングが可能になるわけです。後は、簡単に組付け⇔分解が簡単にできるようになると、これはもう売れるイメージ湧きまくり?!月末の福岡での分子生物学会には間に合いそうにありませんが、来年3月の再生医療学会には小数例であっても実績付きで出したいものです。