意外?!にも関心の集まったガラス焼鳥器。でも面白ガジェットにするには致命的な問題があるのです。それは、、、コストが高い!基材に使う石英ガラスからして高額で、それにナンやらかんやら加工するので、量販店で扱う家電製品の価格帯にはとても収まらない。なので直近のビジネスとしては、理化学機器への商品開発を行っています。
これは培養ステージヒーターといって、細胞を培養しながら顕微鏡で観察するための器具です。隙間が設けてあって、その中で細胞を培養します。その培養環境の温度調節をガラスヒーターで行うわけです。
幾種類か市販されている既存品では観察視野が狭いのに対し、この製品は有り余る加熱パワーを活かして格段に広い視野を確保できています。具体的なメリットを掲げられるとそれなりの価格帯に嵌ります。コストダウンの努力も必要ですが、その価格が受け入れられる市場を探すのも大事ですね。
ただ、このアプリケーション、注目は高いけど注文が無い。。。orz
特殊すぎて、ウェルプレートやφ30mmディッシュなど従来規格で培養した細胞データと比較できないのが問題のようです。機能性能が良くても必ずしも売れるとは限らないと言う代表例です。