昨日は本郷で開催された全身ハイパーサーミア研究会に参加してきました。関東ハイパーサーミア学会との合同学術集会で、中々の賑わいでした。
全身ハイパーサーミア研究会は今回で14回目です。狭い場所ですし詰めになりながらも熱気あふれる第1回目から参加しつづけて早10年以上、今や顔なじみの先生方も多くてすっかりホーム気分です。おまけに今回は発表しなかったので、気楽に参加できました。
弊社のハイパーサーミアシステムは様々な取り組みを得て開発され、技術としては出来上がってきています。
※数年前に製作途中のシステムを撮った写真です。
一方、それを取り巻く市場や薬事法などの普及にむけた環境は、まだまだハードルが多いのが現状です。そのせいか、今や全身加温について学会発表するメーカーは弊社しかありません。
オンリーワンと意気込んでも、一人しかいないイベントなんて賑わうはずもなく、寂しい限りでした。
しかし今回、温水加温による全身ハイパーサーミアが演題に上がりました。温水とは言ってもお風呂とは一線を画すもので、高度な制御と全身管理の元で操作されます。心肺機能への負担が軽減される措置もきちんと取られていました。
色々な技術が健全に競い合うことで議論が生まれ、それがどんどん周囲を巻き込んでテーマが活況づき、そして新たな発展へとつながるものです。
今度のハイパーサーミア学会が福岡で9月に開催されるので、同じセッションで発表しあえたらいいな、と思いました。