ポジションとスタンス

成城石井で買った南アフリカのワインをあけました。

物議を醸し出している国ですが、ワインに罪はない。売られているなら飲んであげるのが呑兵衛の身上。中々に美味でした。
GW明け早々にトラブルが相次いで、てんてこ舞いです(どんな舞だ?)。色々な引き合いも舞い込んできますが、何かがスタートするならその前にハッキリさせていることがあります。
それは自社の立ち位置。
作業は共同で良いけど、立ち位置は同じには出来ません。プライムかベンダーか、下世話な言い方をすれば主従はどっちか。
どっちがエライかというのではなく、どっちが権利と責任を持つのかと言う事です。この2つはセットです。”主”が100%権利を持つと同時に、責任も全部負担する。大概は市場導入の決定権を持つほうが主になります。
昨日の”とある商品”の場合、弊社は「主」です。開発費用もPL責任も負担するけど、権利は全部握る。
ガラスヒーターをユニットとして提供する場合、弊社は「従」です。最初のサンプルからして有償、商品へ適用できるかどうかの責任は負わないけど、量産時にガラスヒーターじゃない他のヒーターを採用されても文句言わない。
今の引き合いは殆ど大手企業さんからです。企業体力が雲泥の差もあるので、ベンチャーは時に弱い立場へ追い込まれがち。最初になぁなぁで進めると、いずれ権利は萎み、責任だけ重くなる。立ち行かなくなって、結局は損切りせざるを得なくなります。
だけど立ち位置をハッキリさせると、またハッキリさせることに同意してくれる会社さんが相手だと、むしろ適度な緊張感と良好な関係を保ってビジネスも上手く進められるのです。

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