ガラスは割れるもの?!

とある納入先でガラスヒーターが割れたと連絡がありました。

  ☆端が欠けてます。
このユニットは加温対象となる部材を抱き合わせてネジ止めする構造ですが、おそらくセッティング時に締め付けが強かったものと思われます。弊社の責任ではないのですが、ちょうど予備品があったので特別に無償で交換しました、
”ガラスは強い力を加えると割れます”と説明すると、皆納得します。しかし強い力といっても基準は人それぞれ。
許容値を示し、かつトルクレンチで締めつけることを前提にすれば感覚は排除されます。しかし力の方向によっては基準以下で割れることもあります。
原始的ですが、バネ座をかませて”バネが縮みきる直前で留める”とすると、大概はこれで間に合いそうです。今度から図にして注意書きへ加えることにします。

コメント

  1. nishi より:

    細かいけど、大事な技ですね。
    これからのiPs特需が期待できそうですね。
    ところで、金属蒸着の装置があればガラスヒーターは出来るのでしょうか?

  2. 株式会社ブラスト より:

    できますよ。というよりガラスヒーター自体は昔からあります。
    それを添加物の配合や蒸着プロセスの工夫によって、発熱効率を究極にまで高めたのがブラスト社のガラスヒーターなのです。
    加えて、本記事のような細かいことを無数に積み重ねて、技術は”商品”になっていくのですね。

タイトルとURLをコピーしました