リアクター

液体やガスを加温するにはチューブ形状のガラスヒーターを使います。
ユニット化で注意することは漏れないためのシールで、今まではシリコンパッキンをガラスチューブ端面に接触させていました。端は電極が設けてあって加熱しないので、ギリギリ熱に耐えられます。
しかし今回の案件はどうも内圧が高まりそう。吸引して流すならともかく、押込むレイアウトらしいので、なおさら漏れが心配です。
ただ、要求される温度はそれほど高くない。そこでOリングをガラスチューブ内面へ当てる構造にしてみました。

    ☆標準仕様のP-551をベースにした特注版です
白いPTFEフランジには内側にシリコン製のOリングをかませています。普通、リアクターと言えば300℃以上を要するのですが、今回100℃くらいなので加熱エリアで接触させても耐熱性は十分。
さて、これで上手く行くか実験の様子を見守ることにします。毎日ドキドキです。

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