違いが分かる社長

老眼が酷くなったのでコンタクトを近く用のものに変えました。眼鏡じゃないんだからわかんねーよって突っ込まれそうですが、老眼鏡は不要になってPC作業が捗ることこの上なく。遠くは見えづらくなったけど日常生活では問題なし。近く重視に絞ると操用性はかくも向上するのです。
低酸素インキュベータは制御装置の配管レイアウトを変えました。

左の制御装置が旧仕様、右隣が新仕様。わかんねーよって突っ込まれそうですが、せめてスイッチを違う色にしました。
今までは酸素と二酸化炭素の濃度制御に特定の条件下で互いに干渉して乱高下する課題がありました。コストや大きさとの兼ね合いで後回しにしていたのですが、3月に出展した再生医療学会で研究者からの製品への期待が思った以上に大きすぎて、以来ずっと考えあぐねていました。
しかし、ヒラメイタ!天啓のように舞い降りたアイデアは配管をちょっと細工するだけで二気相制御できる優れモノ。

改良ついでにケーブルも整理して、おっさんの鼻毛みたいにワサワサしてたのがスッキリ。恐る恐る動作させてみると、うん、これならイケる!さっそく研究協力先の大学に提供していたテスト機を引き上げてこちらも手を加えます。
まだ課題が無いわけではありませんが、これ以上はもう他社さんの高級な機種を買ってくださいと割り切れる限界点にひとまず到達です。(今日はちょっとお高いビールで自分に乾杯)
これぞモノづくりの醍醐味。閃いた瞬間は最高にドキドキし、嵌ったときは最高に気持ち良いのです。

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