医療機器産業のブーム化

昨日はバイオ関連業界の賀詞交歓会へ行ってきました。アットホームな場を想像していたけど、色々な関連団体の合同主催で会場は大勢の参加者で埋め尽くされていました。

バイオ分野のアウトプットは主に製薬関連なのですが、このところ「医療機器」も盛り込まれるようになってきました。新たな国の産業施策としても中小企業活性としても、輸入超過となっている医療機器の貿易振興としても上手くマッチしているようで、ブームにしようとする動きも見受けられます。
以前はブラスト社も先端医療機器の開発に取り組んでいました。幾つものテーマが現在お休み中(決して止めたわけじゃない)な一番の理由は、前の記事で書いたように”早すぎ”たようです。色々な施策が当時にあれば、と思わないでもありません。
しかし良くも悪くも今の動きはバイオベンチャー華やかりし頃を彷彿させます。研究成果を大手企業へ売却することをゴールとしたIPOありきの金融主導型ベンチャーブームは、結局はブームに終わりました。
医療機器分野も同じような道をたどるかどうかはわかりません。ただ、医療機器はその技術を民生品に応用できる可能性もあります。むしろそちらをゴールとするほうが中小ベンチャーの事業シナリオとして現実的で、波及効果も見込めます。
去年出展した展示会でも、色々な製造業の方々が医療機器業界への新規参入を見込んで来場されていました。おそらく今年はもっと増えるでしょう。
思惑は様々なれど、ブームはブームとしてそれをきっかけに自分なりのムーブメントを起こすことが重要だと思います。

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