インターフェックスで好評を博した顕微鏡用CO2インキュベータ、量産検証を進めています。やっぱりウェルプレート内の温度の確からしさが命、ということでCO2雰囲気でのバリデーションを刷新中ぅ。
温度を測るにはセンサの確からしさが大事になるわけですが、今回はハイパーサーミアで培った温度検出機能の一部を用いました。
センサ素子は医療用の米YSI規格です。心電計を始め体温を測る医療機器の共通規格となっています。体温用なので50℃までしか測れませんが、37℃に維持する細胞培養には十分なレンジですし、非常に高精度です。ガラスヒーター事業を始める前、元々は生体の温度制御技術がコアコンピタンス(経営資源)であったわけです。
肝になるのがこの較正済みリニアライズIC。これで検出温度の確からしさが”担保”されます。
しかしYSI米国製造のこれ、既に廃番となってしまったのです。ハイパーサーミアを開発してた頃は幾つかあったのですが、今じゃ貴重な虎の子の1個です。まだ使えるうちにこいつを基準としたリニアライズ回路つくらなきゃ。