ガラスヒーターをユニット化して標準品を在庫しています。パネル形状の物なら結構バリエーション揃えています。
しかしチューブ形状は1種類のみです。求められる直径が多岐にわたるので、標準品を揃えても中々マッチしないからです。
そのためチューブ形状は主にオーダーメイドとなりますが、これが意外に大変。寸法を変えるとか治具を付けるとかの程度ならオーダー範囲ですが、どんどん要求が増えて気がつくとトンでもない仕様になることもあります。
☆標準品”P551”にスタンドを付けたもの。この程度なら通常のサービス範囲です。
理由を考えるに、良くも悪くも図面を出しすぎていたように思います。
弊社では検討段階から製作図に近いものを提示します。今日日、CADもPCで簡単にできるし、過去の実例にちょっと手を加えれば直ぐ出来るし。
そのため遠方のお客さんでも信用されて、一度も顔を合わせないまま発注に至ることが少なくありません。
一方で、余りに気軽に出すものだからお客さんもそれが普通に思って、アイデアを練らないと出来ない複雑な図面も、見積りしないうちから当然のように要求されることも。。。
図面そのものはノウハウが象形化して商業価値を持っているものなのです。まずはパワポ資料で提示するとか、さじ加減しなくちゃいけません。まさに塩梅。