新しい部材

ガラスヒーターの耐熱ホルダに使う材料が生産中止になったので、代替材料を探していました。
中々ピタリと来るものが見つからなかったのですが、とある材料系商社さんが良いものを提案してくれました。
雲母をブロック状に焼結成形した合成マイカです。高温での絶縁材によく使われるという、まさにぴったりな代物。旧番が廃止になっていたのですが、新しい品番になって再登場していました。
サンプルをもらったので加熱試験をしてみました。500℃に加熱したガラスヒーターに載せ、変形量を確認します。

  ☆白いのがサンプル(ピンボケ失礼っ)
ノギスで加熱直後の寸法を計測すると、0.3mm伸びてる。。。物性データでの計算値よりも意外に歪んでる?!いや、実はポリイミドももっと歪んでいたのかも。
公差を見直さねばなりませんが、物性値は以前使っていたポリイミドより良好で、しかも調達も加工もしやすい。ケイ酸カルシウムみたいに粉を吹かないし。結構使えそうです。
ところで、以前の記事で部材がないと騒いだ時、アメリカとビジネスしよう!の岸岡社長から”アメリカでも代替材料を探してみます!”ってメッセージをfacebookで頂きました。とっても嬉しかったです。今回は日本で見つかりましたが、いつか一緒に仕事したいですね~。

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