ガラスヒーターも用途が広がると、穴を開けたい要望が出てきます。機械部品を通したいとか光学干渉を無くしたいとか、背景は様々。
穴を開けること自体はできます。

できることはできるけど、本来の目的に沿うかは別問題。穴周辺の電流密度が偏るので温度分布も偏ってしまいます。ガラスヒーターはあくまで部品なので、システムとして使えるようにするには調整やセッティングが重要になります。
さて、ガラスヒーターもシーズン真っただ中。いつもこの時期は妖怪ネンナイノウニュウドウが騒ぎ出し始めますが、どうも今年は出てくる気配がない。もちろんヒマというわけではなくいつも以上に忙しいのですが、去年の暴走気味の騒ぎほどではありません。
別に注文が減っているわけでなく、手のかかる特注品も例年並みの流れです。が、残り1週間で師走とは到底思えない(色々な意味で)。
ただ、特注品の工数が大幅に低減できていることは確かです。一から設計するケースが減り、過去の製作例の一部変更で対応できる事が増えているから。実績が良い仕事をしてくれているわけで、いわゆる仕事の貯金、いや貯仕事です。
ガラスヒーターに穴を開けることにしても、経験があるので課題を予測した上で色々と提案できます。
溜めるのはダメだけど貯めるのは良いですね。

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