宇宙、キター!

無重力での培養実験装置に関する検討が煮詰まってきたので、先週末は筑波の宇宙センターへ打合せに行ってきました。

  ☆日本が担当する実験室「きぼう」は赤い丸印。思ったより大きい位置を占めています。
何せ全く経験したことのない世界。そこへ向けた創造には想像が必要です。それでも出来る限り情報収集して、少しでもリアルに近づけられるよう務めます。その課題解明プロセスは他にも幅広く応用できるので、搭載の可否にかかわらず基礎技術力の底上げとして積極的に取り組んでいます。
ところで、前回の打ち合わせで、センターの担当の方が物理的な位置を指すのに「上」という単語を仕切りに使っておられました。体育館くらいの広大なスペースで所狭しと機材が置かれ、”これは「上」に持って行きます”とか、”これは前に「上」から下ろしたものです”とか。
「上」?屋上に物置でもあるのかと思っていたら、何と遥か頭上の宇宙ステーションのことを指していたのです。違いすぎる大きいスケールなのにまるでお隣さんを示すように平然と話す口ぶりからは、如何にミッションが日常となっているかが伺い知れます。ミーハーだけど、カッコイイ!
まだまだコンペは先で、やってみないと分からないこともあるけど、ギリギリまで考えて考え抜いて、最後に絞りだされる一滴が血肉となると信じて、力を尽くすのみです。

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