3次元培養

細胞を培養するときは平らなシート状に育てていきます。それをミルフィーユみたく立体的に積み重ねて、より生体に近い組織へ培養するのがトレンドになっています。非常に手間がかかったり大掛かりな装置が必要なのですが、それを手の平サイズの装置でやっちゃうのがこれ。

  ☆名前はまだ無いが、仮称で「オンチップマイクロ灌流3次元培養システム」(長いわっ)
真ん中の親指よりちょい大きめのブツが特殊な容器になっていて、細胞を小分けに育ててから全員集合!と合体させるのです。
東京大学の先生が研究されていた容器に弊社製品のポケット培養チャンバーを組み合わせています。
先だっての化学とマイクロナノシステム学会で発表&展示したところ、多方面から問い合わせがありました。最初はちょっとやってみるか!と気楽にスタートしたのですが、思っていた以上に応用の可能性がありそうで、本腰入れることにしました。
培養医術をサポートするお役立ちグッズから培養システムへと成長して行くようで、まるで我が子を見るかの想いにかられます。さすがに商品化にはちょっと時間かかりますが(1年くらい?!)、フラッグシップ的なシステムがあると他の製品PRにも訴求できますから、今年の展示会でどんどん発表していきます。
6月13~15日に仙台国際センターで開催される細胞生物学会に出展してきます。

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