孔開けチャンバー

以前に紹介したガラスヒーターへの穴あけですが、もちろん穴をあけた細胞培養チャンバーも製作できます。
培養用のお皿(35mmディッシュ)での細胞を高い倍率で観察するのに、顕微鏡の対物レンズをできるだけ近づけたいのでレンズ部分だけガラスヒーターを無くすのが目的です。

当然ながら孔の周径では温度差が大きくなってしまいます。でもチャンバーにはすべて自律温調機能があって、ヒーター温度とターゲット(ディッシュ)温度を同時に検出して、制御対象を切り替えながらターゲットが安定するように温調します。
なので温度差がダイレクトには影響しませんが、実際には孔の径によっては温度差も大きくなって伝熱に関わってくるため、個別にレイアウトを調整します。後は、使い方次第です。
さて、最後の年内納入の工程が終わり、ようやく落ち着きました。妖怪ネンナイノウニュウドウは必殺呪文の「トシアケニナリマス」でとっくに消え去り、今週は溜まっている書類のまとめと大掃除です。パートさんも年明けから一人増えるので、指示が混乱しないようルーチンワークを整理しておきます。

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