細胞培養チャンバーの天面ガラスヒーターに穴をあけた例をいくつか紹介しました。色々と差し込んで作業するために穴が必要なのですが、あまり大きいとガラスヒーターの発熱能力も落ちてしまいます。
マニュピレータを差し込んで作業する範囲が横方向にスライドする場合、穴じゃなくても長方形の開きで良いわけです。でも長方形の開口は結構コスト高になるうえ、強度も低下します。
そこで、真っ二つに分けてスリットを設けた仕様を作ってみました。
開口は中央だけで良いので、熱が逃げるのを防ぐために耐熱テープで両端を覆います。
サーモグラフィでみるとこんな感じ。見たまんまですね。横に長い開口はスライドガラス上で細胞をあれこれ動かす場合にピッタリです。