沈む犬に沈む船

このところ、仕入先のちょっとした不手際につい目がついて、キツく言ってしまう自分に気がつきます。
大きな動きになると、ちょっとした狂いが全体に悪影響を及ぼすため、鵜の目鷹の目になりがちです。特に、仕上がりの良し悪しよりもプロセスを重視。
プロセスがきちんとしていれば問題が生じてもリカバーしやすいけど、そうじゃなかったら問題があったときに取り返しのつかないことにもなりかねない。連絡の早さとか指示の徹底さが曖昧だったりすると、ついシビアに突っ込んでしまいます。
しかし言った後になって、どうもどんよ~りしてしまいます(言われたほうはもっとでしょけど)。昨夜も一件あり、朝になって自己嫌悪、、、。
「沈む犬に石を投げるな」という言い方があります。あれ、弱っているものには情けを掛けろとか追い討ち掛けるなという意味にとらえていましたが、最近は”強烈な負のイメージに沸いているものへ更に負を重ねると自分に跳ね返る”っていう警告だと思うようになりました。
「沈む船に近寄るな」と聞いたこともあります。船が沈むときは渦巻くから近寄ると巻き込まれるって意味らしいですが、こっちの解釈に近い。もっと似たような言葉に「人を呪わば穴二つ」。
調子こいてると自分が不幸な目にあいそうです。負のイメージの連鎖に捕まりそうな関係は避け、心理状態をセルフチェックしながら仕事したほうがよさそうです。

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