発明の対価

昨日のニュースで、「プレイステーションの開発者が発明の対価として1億円をソニー社に求めていた訴訟で、裁判所は会社側に対して512万円を開発者へ支払うよう命じた判決が出た」と載っていました。

  ※すみません、個人的にはWiiのほうにハマっています。
自分自信はエンジニアと経営者の両方の立場がわかるので、こういった記事にはいつも考えさせられています。ただ、一般的な話として、日本でのエンジニアに対するポジション(報酬含む)は諸外国に比べてやけに低いと、特に海外へ出張したときに感じます。
20ン年前、大学を卒業して入社したメーカーにて、入社式で社長が「仕事の報酬は仕事」と訓辞されたことを覚えています。一つ成果を上げるとさらにやりがいのある仕事ができる、という意味です。
それならそれで良いのですけど、開発プロジェクトを成就させると今度は管理に回わされることも少なくない現状。会社と開発者との意識のすれ違いが、お金の問題となって表面に現れたと言えるかも知れません。
自社がもし200億円の利益を上げたらどうするか(笑)。
開発者に1億円払うのではなく、決済フリーな1億円の予算を開発者につけますかね(爆)。
組織の体制と流通があれば、個人が持つ資金の何倍もの費用対効果で思う存分開発ができる。これを魅力と感じるエンジニアに巡り合いたいと想うし、またそれを糧として成長する企業でありたいと想う常日頃です。

タイトルとURLをコピーしました