ナノテク展2014

先週ビッグサイトで開催されたナノテクノロジー展、お客さんが出展していたので挨拶を兼ねて行ってきました。

会場を回っていると、ガラスヒーターを研究ツールでご利用いただいているところが幾つもありました。普段は使用目的を敢えて聞かない方針ですが、公開情報はここぞとばかりに聴かせていただきます。
会場の一角に今STAP細胞で話題の理化学研究所さんのブースがありました。流石に分野違いでその説明パネルはありませんでしたが。
小保方博士の計り知れない努力と成果に心から賛辞を送るばかりです。
ところで、ハイパーサーミアを開発し始めた当初、先生方が取り組まれていた基礎研究へ自分も参加していました。

   ☆この頃は髪の毛フサフサ….orz
研究では癌細胞への熱作用を見ていたのですが、細胞ストレスとしてヒートショックも検討したという小保方博士の話を聞いて、思い起こすものがありました。pH刺激によるSTAP細胞は”がん化の可能性が低い”ことから、ストレス性代謝の作用に相関があったりして。
今回のデータはリンパ球が対象のようですが、足場依存性増殖の細胞だとどうなるか、また特異的なヒートサイクルとの複合ストレスの場合は、などと興味が次々に沸いてきます。
生体環境に近い灌流条件を維持するには培養ステージヒーターが使えそうです。当時は全然売れなくてお蔵入りしたものですが、試作品の残骸を引っ張り出してきました。いざというとき役立てるよう、改めて練り直してみようと思います。

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