ヒートセル2

以前、ヒートセルの実例を記事で紹介しました。分光分析用の容器をガラスヒーターで加熱するというもの。それ以降は記事にしていませんでしたが、、、
安心してください、できています!

両サイドのスタンドにガラスヒーターを組み込んで、石英セルを中心に挟み込んで加熱します。設置場所によっては上下逆さのレイアウトも可能です。
ネンナイノウニュウドウが大暴れして超多忙を極めた年末、合間を縫って夜なべして(かあさんが編んだ手袋かっ?!)、開発していました。何度も作り直しては形を変え(こういうとき3Dプリンタが大活躍!)、ようやく様になったので、お披露目です。
セル自体をガラスヒーターにするか、ガラスヒーターでセルを加熱するか、検討していましたが色々な利点を勘案して後者にしました。でもこれだとタイトルの「ヒートセル」ではなく「セルヒーター」になってしまいますね。
こういった容器はキュベットとも言いまして、セルは別のテーマでも進めていますので、今度からキュベットと呼ぶことにします。写真の装置は差し詰めキュベットヒーターです。創薬などでタンパク質分析用に役立てればいいかなと思っています。
まだ粗いところが残っていますが、技術的には一区切り。後は実際にユーザーの声を聞きながら商品に洗練させていきます。
一方、これで良いから買いたいという声もチラホラでています。組込を前提とした用途では、あまり完成させ過ぎないほうが逆に自由度高くて好まれるんですね。

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