癌学会2018

大阪国際会議場で先週開催された第77回癌学会学術総会の企業展示に出展してきました。弊社ブースへお越しくださいました皆様方には厚くお礼申し上げます。

今回は会場が離れていてしかもコーヒーブレイクの時間がなく、学会参加者の方々がほとんど展示エリアに降りてこられません。午後遅めのポスターセッションで流れてきたものの企業ブースは殆ど素通り。かつてないほどの寂れた展示になってしまいました。おまけに怪しい民間療法(もろ薬事法違反)も出展しているカオスな一角も。癌学会には何度も出展してきたけど来年から辞めよう。
それでも新しい機器を探索されているキーマン的な先生との交流や非公式の研究会の情報など得ることができました。低酸素インキュベータを参考出品したのですが、「癌とハイポキシア(低酸素環境)研究会」の先生方がブースに来られ、11月の幕張メッセでの研究会の案内をいただきました。ニーズとシーズがこれ以上ないほどのマッチングになりそうなので、即決で参加表明です。
理化学機器は学術探求心と密接にリンクするので、ベンチャー企業が新商品をプロモーションするには広く大勢な場よりも小規模で有志的な集まりのほうが向いているような気がします。これも新しい試みです。
しかし低酸素インキュベータ、あれこれ人気です。いつから発売かとか、展示中のプロトタイプで良いから使いたいとか、強い関心を持たれました。実はまだ課題に取り組んでいる最中ですが、調子に、いや勢いに乗って11月の分子生物学会にてテスト販売を開始しますと言い切ってしまいました。
うーんこの、自分で自分の首を絞めるドS的なドM(≒ええかっこしい)の性格、やっかいです。こうなったら予算も時間もぶっこんで超最優先で仕上げるしかありませんね。

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