今そこにある危機

昨日、とある納入先の調達部門からお知らせが届きました。
現行品の製造を外部委託に切り替える場合は関係部署の承認を得るように、とのこと。その理由として、生産が追いつかなくなって外部委託で製造する業者が増えたものの、細かな製造ノウハウまで伝え切れてず不具合を起こす例が多くなったとありました。
弊社での製造は最初から外部委託を前提にしていますが、品質保証をきっちり確保しているので問題ありません。肝心要のところはがっちり握ってますし。でも、それが出来るまでは相当の時間と手間が掛かるわけで、単に図面出して発注するだけだったら、そりゃトラブルは起こります。

  ※調整中のハイパーサーミア操作画面。元ネタはオリジナルですが、製造は複数技術の結集です。
問題は、良質の受託工場がどんどん減っていることです。不景気で町工場はつぶれ、職人さんもいなくなって技術の伝承が行われなくなると、失われた技術は2度と戻らない。
とある大手メーカーさんのエンジニアと話した事がありますが、効率化を優先するあまりに委託というより業者へ丸投げになって、製造業じゃなく商社みたいになっちゃった、と嘆いておられました。いざ社内で新規開発しようと思ったら、誰も出来なかったと言う笑えないオチまでついて。
とはいえ、世の中は設備投資に風が向いてきたのは確かなようです。機動性の高さを行かせるベンチャーも追い風を捉まえて、今こそ波に乗らなきゃ。

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