ホームセンターで?!

ガラスヒーターは片面に金属膜を蒸着したもので、その膜に電気を流すと熱くなります。膜に触ると当然ながらビリッとします。絶縁するには蒸着していないガラスを合わせますが、透過率が落ちるので絶縁しないことが殆どです。
とはいえ、箱の上下にガラスヒーターを設ける際は導通部分がむき出しになるので、細胞培養など40℃くらいに限定した使用では耐熱フィルムを貼ることもあります。

  ☆細胞培養コンパクトチャンバー(上と下が透明ガラスヒーター)
貼るのは外部に出してますが、費用もそれなりにかかるし工数も増えます。今はまだ数が少ないから良いけど、標準化するにはどうしようと思案してると、ホームセンターを見てた時に窓ガラス飛散防止フィルムのコーナーが目に止まりました。窓に貼っておくと割れても破片が飛び散らないって奴です。
手に取ってみると、意外にも耐熱80℃もあって厚さ0.05mmと透過率も良さげ。おまけに一巻き千円前後と爆安!
思わず買って試してみたら、慣れると簡単に貼れます。さらに60℃で何時間か加熱しても問題なし。こりゃ良いわ。
流石に商品で使う分はホムセンで買うわけにもいかないので、業務ロールを調達することになります。でも材質はイミド系のお高いのじゃなくてもエステル系で十分イケるのが分かったのは大きな収穫。
作業は内製でも良いのですが、次の事業目標でもあるOEM供給では適用材質を記載しておくだけでOK。
ベンチャーの社長はこんなことも自らやってます(^▽^;)

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