ブラスト社はガラスヒーターの特注ユニットを結構手軽に受けています。特殊な研究用途ではワンメイクの一品モノも数多くあります。
1年間にタンパク質の構造解析用ヒーターを特注製作しました。ガラスヒーター自体は比較的簡便に済みましたが、空中のある一点に傾きをつけて固定すると言う、その設置方法が非常に難儀しました。
何とか終了し、いまも問題なく稼働しているようですが、ン億円もする計測設備に据え付けるもので同じモノはもう作ることないだろうな、なんて思っていました。
しかし最近全く同じ目的と装置で依頼が来たのです。そもそもガラスヒーターは狭い分野での特別な付加価値を目指しているので、実施例が積み重なるほどに依頼が重なることもおかしくは無いのかもしれません。
それに、1年たっての経験はパッケージをさらに使いやすくコンパクトに仕立てるノウハウへ昇華しています。それも元の図面を利用して凄く短期間にできます。
特許だけじゃなく、こういった設計ノウハウも大きな財産です。