問題を見つける

4月に入って新入社員の集団が目立ちます。不安と期待で胸いっぱいな様子が伝わってきます。
取引先の新入社員もいずれ担当として出会うことがありそうです。直に上手くいかなくてもコツコツと”地力”を磨いて、頼りにされる存在になっていって欲しいものです。
さて、こちらも新年度。気分新たにビジネススタートです。CO2コントローラの組立済の在庫がはけたので、新たに数台追加しました。

しかし、上がってきた品の検査結果が全部不可!慌ててチェックしますが、部品はどれも問題なし。組み立て方も図面通り。
今まで出荷していたのは全く問題なかったので、設計自体が間違っていることもなさそうです。
原因がわからないってのが非常に厄介です。新入社員のみなさんも社会に入って戸惑うのが、与えられた問題を解くのじゃなく何が問題かを見極めるってことじゃないでしょうか。
なんて人ごとのように現実逃避していましたが、とうとう問題を見つけました。とあるパーツの厚みが0.5mm薄い!
元の厚さに取り替えると見事にちゃんと動きました。たったこれだけ?と思いますが、そこに色々原因が絡み合って影響していたのです。
10円足らずの小さな自社製パーツで、どれも同じだろうと思って組立実施要領にも簡単に規定していただけでした。このたびの発見でしっかり記述。
派手な先端技術じゃなくても、こういう小さな積み重ねが品質の底力につながっていきますね。

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