9/29~10/1にパシフィコ横浜で開催された癌学会の企業展示に出展しました。お越しくださいました方々には厚くお礼申し上げます。
数年ぶりに参加した癌学会は未だコロナ禍の影響か出展企業は少な目で隙間が目立ち、来場される研究者の先生方も控えめ。それでも生の反応が聞ける対面展示は良いものです。今回は低酸素インキュベータ推しで、会社イメージとかブランディングとかふんわりしたものじゃなく、Buy This One ! 的にベタな販促ブースとしました。
2日目、”噂になっていて気になって見に来た”と、ブースを目指してやってくる方が増えました。今までハイポキシア(低酸素)培養は扱いが難しかったけどこれなら簡単そうだとか、低酸素をライブ観察できるのは珍しいっていう想定の反応だけじゃなく、5→3→1%といった濃度グラデーション実験も簡単にできるということで、研究者の間でザワついているようです。自社でも気づかなかった利点を掘り起こせて、やっぱり対面展示は良いものです。
ブラスト社で標準販売している従来型CO2インキュベータに比べて数倍も高い価格に対しては”高っ!”という声と”意外に安いね”という声とで真っ二つに分かれました。前者は低酸素培養やってないけど少し興味がある人、後者は窒素ガスを使うインキュベータで既にガッツリやってるけどハンドリングに困ってる人。半導体不足で生産数も限られる今、値下げする営業ではなく価値を認めてくれる後者を探す営業に注力します。
10月に入って各業界で値上げラッシュが起こっています。結局ブラスト社では商品の値上げは見送りました。一方で高付加価値の商品を販売し始めます。「価格は上げない・価値を上げる」はブラスト社が当面掲げる事業ポリシーです。