TASCL

シンガポールから戻って1週間、溜まりまくっていた仕事もようやく落ち着き、細胞培養学会~Biotech~DDS学会から続いていた全国ドサ周り行商のデス・ロードも一区切りです(帰国直後に発症した”シンガポールまた行きたい病”に悩まされていますが)。
さて、地道にコツコツ的なお仕事も忘れてはなりません。昨年から取り組んでいた3次元培養シート「TASCL」のサンプルを発送し始めました。

まだ商用サンプルではなく、学術協力として発明者の先生から直接送っていただきます。まずは用途や対象を開示していただいた研究者を優先にしています。
このシートは細胞をより立体的に培養できる窪みがあって、窪みに孔が開いているので底面素材を自由に選択できるメリットがあります。そうすると本来の目的であったスフェロイド(球状)形成だけでなく、多種多様な用途で関心を持たれることが増えてきました。
3月の再生医療学会では申し訳程度にブースの片隅に置いてあったのが、今や共培養容器「NICO-1」と並ぶスペースを割くようになってきました。3次元培養はインパクトあるので、ブース全体のアイキャッチにもなっていますしね。
面白いことに、興味ある人は凄い勢いで食いついて来るのですが、無い人は全くもってスルー。買う人を自ら選ぶクセの強い素材です。ある意味、とてもPRしやすい。何とか行けそうだと判断できたので、9月のJASISではサンプルではなく実際の販売にこぎつけられるよう、取り組んでいます。

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