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製品情報

PRODUCT INFORMATION

低酸素インキュベーター

えっ?窒素ガス、要らないの?!

ブラスト社の顕微鏡インキュベーターで低酸素に制御できるタイプが新登場しました。

本システムだけで低酸素での培養環境を実現します
ハイポキシア培養をライブで蛍光観察

3つの特長

  1. 窒素ガスが不要で酸素濃度を公称0.3%まで低下させられ、設定した濃度を精密に維持できます。
  2. 超小型サイズで顕微鏡に搭載可能で、ハイポキシア培養でのライブセル観察を容易に実現します。
  3. 酸素濃度を細やかに変えることができ、多種多様な低酸素条件のアッセイを簡便に実施できます。

低酸素ガスを生成するガスリザーブ方式

制御装置にはガスを調整する予備室(ガスリザーバー)があります。そこに脱酸素剤を入れて低酸素ガスを生成させ、チャンバー内を循環させることで低酸素環境を実現します。酸素濃度は大気と混合することで任意の値に維持します。従来の窒素ガスを用いた低酸素調節に比べて非常に簡便でランニングコストも低価格です。

・ガスリザーバーは制御装置の背面に設けられています。

・脱酸素剤は約2週間持続します。

 ※3日に1回は培地交換で蓋を開けるペース

・CO2カートリッジは2ヵ月持続します。

  • ガスリザーバーには低酸素ガスが常に充満しているので、培地交換などで一時的に蓋を開けた後でも元の濃度に素早く復帰します。

カンチレバー式開閉構造

培養チャンバーはカンチレバーによりワンアクションで簡単に開閉できます。天面にガラスヒーター、底面に非蒸着ガラスを嵌めた密閉構造にて視野を確保しつつ高ガスバリアを維持し、大気中酸素の混入を防ぎます。

油浸対応バージョン

※カバーガラスは簡便に交換可能

厚さ約0.2mmの市販カバーガラスを底面から露出させ、密閉状態でも油浸や共焦点など高倍率での観察を可能にしました。チャンバーの縦横寸法はウェルプレートと同じなので、一般的なプレートホルダーに無改造で嵌ります。

イメージング機器との連携

各種イメージング機器に搭載してハイポキシアの連続環境での解析が可能になります。

エビデント社製CM20に搭載

オプションアクセサリー

各種継手を利用して使い勝手を広げます。

「ストップ継手」
送気チューブを外すと閉鎖して、酸素のリークを10分で0.3%程度に抑えられます(環境や培養条件で異なります)。短時間の移動に用います。

「ブランチ継手」
低酸素ガスを2つのチャンバーへ並列に送り、制御装置1台でチャンバー2台のガス濃度を制御します。
※ガス濃度は2台とも同じです。
※温度制御装置「BT-051A」が別途必要です。

システム構成

制御装置BH053Aは共通で、2種類のチャンバーを適用できます。高密閉度環境を活用して低酸素以外の培養を行う際、温度だけの制御装置BT051Aを使用することで費用をリーズナブルに抑えられます。

  • セット型式:SH-140A(細胞培養チャンバーCH140T、温度&CO2&O2制御装置BH053A)税別直販価2,400,000円
  • セット型式:SH-080A(細胞培養チャンバーCH080T、温度&CO2&O2制御装置BH053A)税別直販価2,200,000円
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