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Technology

技術情報

ガラスヒーター研究開発

低酸素での細胞培養

【ハイポキシア培養】

生体内では通常大気より低酸素状態であることが知られており、培養状況が異なる場合もあります。
低酸素下での細胞培養に取り組む研究チームへ超小型低酸素インキュベータを提供してます。

培養チャンバーはウェルプレートと同じサイズなので顕微鏡のプレートホルダにすっぽり嵌ります。従来は困難だった低酸素環境でのライブセル観察を簡便に実施できます。

【ウェルプレート対応】

現在はディッシュ専用の低酸素インキュベータについて、ウェルプレーを1枚収納できるサイズのチャンバーを開発中です。より多彩な低酸素培養の実験が可能になります。

【要素技術の展開】

・超小型酸素センサドライバ

酸素センサは市販品を適用していますが、信号出力が直線化されていません。そこで1-5V出力に変換して標準のデジタル調節器にて検出できる超小型ドライバを自主開発しました。酸素濃度を制御したいシステムに組み込むことが可能です。

このドライバを波及展開させて、酸素濃度を制御するシステム用途としてパッケージ販売することを検討しています。

・高ガスバリアチャンバー

細胞培養チャンバーはガスバリア性の高い素材やシールを適用して、シリコンを透過するようなガスも遮蔽する構造となっています。特異的なガス環境下での暴露実験用途に適用可能です。


3次元灌流培養

【PASCL】空圧型スフェロイド選択回収システム

東京医科歯科大学池内先生の開発されたPASCL(パスクル)の実用化に共同で取り組んでいます。PASCLとは複数の細胞塊を形成させて任意の箇所を選択して回収するデバイスで、空気圧で形成したウェルにて細胞を凝集させ、圧と灌流を制御することで、任意のウェルだけ選択して細胞塊を凝集するシステムです。ピペッティング不要で装置が超小型なので、顕微鏡ステージにセットしてライブ観察しながら3次元培養を実施できます。

PASCLはウェルを形成する列と培地を灌流させる行とを交差させ、任意のウェルを選択して凝集した細胞塊を回収します。ピペッティング不要で簡便に選択的回収を行います。

【要素技術の展開】

・超小型電磁弁

10列×10行のウェル制御を担うために超小型電磁弁をマウントしたマニホールドユニットを2組使用しています。コンパクト化学プロセスにおけるマイクロ流路チップや動物実験代替法における生体チップなどの溶液・培地灌流コントロールとしての波及展開を進めています。

・培地冷却保存

ペルチェユニットで培地を保冷し、インキュベーションと連動させて培養チップや容器へ灌流させる装置です。PASCLはもとより灌流培養を行う様々な装置に適用することを図っています。