新?新?深!

ようやく涼しくなってきたと思えば雨ばかり。楽しみにしていた梨ハンティングはしばらくお預けです。ずっと引きこもってたらカビが生えるので、湿気を咆哮で吹き飛ばせとばかりにシン・ゴジラを観に行ってきました。夫婦どちらか50歳だと二人で2,200円!そういう恩恵もあります。

邦画なのに日本語字幕つき?!いざ観るとお役所言葉が多くて早口なので、字幕あったほうが分かりやすい(笑)。
監督はエヴァンゲリヲンの庵野監督。レビューでは特撮マニアじゃなくても話題になってるので妻が珍しく乗ってきたのですが、、、途中で飽きてしまったようです。その隣に座ってた子供は完全にそっぽ向いてるし。
でも、さらにその向こうのお父さんと私はスクリーンに釘付け!BGMとか長々続く会議シーンは庵野ワールドそのもの。極限の絶望と希望が織り混じり、それでいて旧作のリスペクトも十分。
これ、監督が「俺はこれが撮りたいんじゃぁ!」と目一杯主張している映画です。そこが評価が両極端に分かれている元なのですが、そういうのキライじゃない。いや、凄く好き。ブラスト社のペネトレーション営業戦法に通ずるものがあります。
先週の産業NAVI大賞授賞式で他の受賞者と話して気付いたのですが、ビジネスの方向性がみんな”広く浅く”ではなく、”狭く深く”です。嗜好やトレンドがあまりに広がり過ぎて、万人に受けるものを目指すと結局はどっちつかずになってしまうこのご時世。主義主張を力強く明確に打ち出してコアなファンを根付かせることが、生き残る手立てとも言えます。
そうそう、シン・ゴジラ。オタクでマニアな40,50代の古い男はハマりますな(一人で見に来てるオヤジも多数)。

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