先週の癌学会ではオンチップ培養システム「PASMA」を展示していました。
☆様子見として、関連アイテムをちょっとづつ、それも片隅にごちゃっと混ぜて置いただけ。
このシステム、元々は大学での研究モデルのため非常に高機能というかマニアックというか、複雑すぎるのでコマーシャルモデルは機能を限定した簡易版を目指していました。
ところが、さらに簡易版である実験研究用途の使い捨てタイプTASCL(近日発売予定!)と棲み分けが難しくなって、来場者へ説明しづらいことに気づきました。そのため余り来場者の関心は得られませんでした。それとは逆に、元々の研究モデルは目的がはっきりしてるので説明が非常にし易いし、中には直ぐ使ってみたいという方もいらっしゃいました。
コマーシャルモデルは構成としてはシンプルだけど、臨床向けを想定しているので薬事法的なハードルは非常に高い。
研究モデルは高機能で複雑だけど、実験研究用途に限定すればビジネスとしては非常にハードル低い。
ということで発想の逆転、研究モデルを簡単に扱えるような工夫に取り組めばいいんじゃないかと急きょ方向転換です。
販促だけじゃなく、リアルなマーケット感覚が得られるのも展示会に出すメリットですね。