東京ビッグサイトで開催されている、医療機器の製造・開発技術に関する展示会「MEDTEC 2016」に行ってきました。
MEDTECは例年出展していたのですが、今年は出さず。代わりにという訳ではないですが、細胞培養チャンバーを顕微鏡メーカーのエスケーエレクトロニクスさんのブースで顕微鏡とセットにして展示してもらっています。
まだアタッチメントの仕様も決まっていないのでただ載せるだけですが、結構見栄え良く収まっています。
しかし、お客さんも出展ブースも去年よりかなり少ない状況でした。今まで出展していた時はずっと慌ただしくて他のブースを回れなかったので今回じっくり見ようと思って行ったのですが、あっというまに見て終わりました。
医療機器に関してはこの1,2年で官民挙げての取り組みが進み、独自技術を持つ中小企業の新規参入を促しています。自分がハイパーサーミアや人工心臓に取り組んでいたころとはえらい違いです。
しかし新規参入というと医療機器事業への直接的なかかわりがクローズアップされがちですが、人に使う機械ですからITのようにサクサク進むわけではなく、チャレンジしている企業も”もどかしさ”を感じていることもあるようです。もしかしてMEDTEC展示会にもその一端が表れているのかも知れません。
自社技術を医療機器の研究開発に活かしつつ得られた成果をまた自社製品に役立てるサイクルができれば、比較的短期で取り組む道も見えると思っています。